今となってはかなり古い部類に入ってしまったThinkPad X22を使っているだけだもアレなのだが、今朝方、朝食を食べ終えて一息ついたところでゴロゴロしながらネットでも巡回しようと思い、連日稼動させ続けている状態だったThinkPad X22を再起動したところ、カコーン、カコーンという異音を発しながらエラーメッセージを表示して起動を停止してしまった。
とりあえず気を取り直してもう一度。しかし再び異音と共に同様の
A disk read error occurred
というメッセージ。これはHDDがお亡くなりになる前兆かもしれないと思い、本体からHDDを取り出して、デスクトップPCにUSB接続でデータの吸い上げを試みた。
しかし、デバイスマネージャでは認識しているものの、肝心のドライブレターがマイコンピュータに表示されない。何度か試行するものの、やはり同様の結果。
再びThinkPadへHDDを戻し、一縷の願いを託して起動を試みるが、状況は変わらない。変わったのは、表示されるエラーメッセージの種類が増えただけ。
Operating System not found
これはやばい。ThinkPadのHDDには、私が上京してから蓄積してきた大切なデータが多く収められている。私はデータのクラッシュの空しさを知人から聞いたり実際に体験しているので、だいたい２年毎ぐらいのペースでHDDを買い換えてその都度データを移行していたのだが、今回はまだ１年半ぐらいしか経過していないのでまだ大丈夫だろうとすっかり油断していた。
デスクトップへのバックアップもファイルを整理しながらだったので、まだ無い状態。またHDDの大容量化と共にHDD以外の記録媒体にバックアップを取っておくことをおざなりにしていたので、タイミング悪すぎである。
ともかく、起きてしまったものは仕方が無い。とりあえずデータの復旧の目途が立つかどうかネットで調べてみると、同じエラーメッセージでも独力で復旧できたケースから結構重度の障害で復旧不可能だったケースもあったりと様々な結果。次いで、データを復旧してくれる専門業者に頼むとどのくらい料金がかかるのだろうかと調べてみると、かなりの費用がかかるようだ。うーん、これはちょっと個人では頼みづらい。しかし、思い出とかいろいろな情報が詰まったものを簡単に諦めて捨ててしまうのもなぁ～。
そうこうしているところへ、以前勤めていた会社のSさんからメールが届く。ThinkPadに内臓できるminiPCIの無線LANが安値で無事に落札できたとの内容だった。今度は別の意味でタイミング良過ぎorz
Sさんに簡単にHDDクラッシュの旨を返信して、このダウナーな気分を転換しようかとSさんと小一時間電話で会話する。Sさん曰く、クラッシュしたHDDのデータを復旧させたいかどうかは、時間が解決してくれるのではないかと言う。確かに、高い金額を支払ってまで復旧する価値があるのかどうか微妙なところではある。要は割り切れるかどうかなんだけれども。復旧するかどうかは、少し時間をおいて検討するとしよう。
現行のデスクトップのHDD構成、バックアップ手段についても検討したほうが良さそうだ。