情報処理技術者試験の勉強について

私自身の今までの合否の結果はともかくとしてw。

情報処理技術者試験を受験するにあたって、基本情報技術者、応用情報技術者、データベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリストと一通り書籍を購入して勉強してみて思ったのは、データベーススペシャリストの勉強は、書籍を購入する必要はなかったなぁということだった。

実際、データベーススペシャリスト試験の午前Iは基本情報技術者、応用情報技術者の問題全般を、午前IIは、同様に基本情報技術者、応用情報技術者に出てくるデータベース関連の問題をしっかりやっておけば何とかなる内容だった。

普通にシステム開発を行なう上で、インデックスの知識は必要だとしても、データベースの内部の仕組みやSQL文の構文解析の知識は不要なのではないかと……。
まあ、DBMSそのものを作るときには必要になると思うけど。

問題は午後で、データベースの設計を主に出題されていたので、要件定義や上流工程をそれなりに経験していないと厳しいかもしれない。というわけで、データベースの仕組みを勉強するよりも、データベース設計を勉強しておいたほうがいいと思う。IPAのサイトで公開されている午後問題の過去問PDFを中心に勉強するといいかも。

逆に、データベースよりも勉強しておいたほうがいいと思ったのは、ネットワーク。
というのも、基本情報技術者や応用情報技術者の試験で出題される問題の中には、基本情報技術者や応用情報技術者の書籍に詳しく書かれていないものが含まれていたからだ。

例を挙げると、先日受けた応用情報技術者試験の午後問題の中に、DMZを使用したシステム構成が出ていた。DMZについて手元の応用情報技術者の書籍で調べてみると、DMZの説明はファイアウォールの項でほんの数行程度の説明といった扱いで済ませられている。一方、ネットワークスペシャリストの書籍を読むと、DMZについてきちんと項を設けて図示して説明されていた。リバースプロキシについても同様。ちなみに、私が勉強に使ったのは、平成21年度 ネットワークスペシャリスト合格教本という書籍。

自分は基本情報技術者、または応用情報技術者しか受ける予定はないという人にも、ネットワークスペシャリストの書籍(が押さえている範囲)は一度目を通しておくだけでもかまわないから、ぜひともお薦めしておきたい。

4774137979.09.MZZZZZZZ.jpg 平成21年度 ネットワークスペシャリスト合格教本

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